加賀丸いもって?
加賀丸いもについて
加賀丸いもは、日本全国でも石川県南加賀地域(能美市および小松市)でのみ栽培されている、山芋の仲間です。
他の山芋に比べ、まん丸な形をしており、すりおろすと箸でつまみ上げることが出来るほどの強い粘り気が出ます。
粘り気の成分は、消化吸収を良くする働きがあり、疲労回復や滋養強壮にも役⽴ちます。また、味にクセがなく、⽣⾷でも加熱調理でもおいしく食べられる点も魅⼒です。
希少な伝統野菜として、自家用にも贈答品としてもご好評いただいております。
⽇本でココだけに伝わるおいしい味わいを、是⾮みなさまもお楽しみください。
加賀丸いもの歴史
加賀丸いもは、栽培が始まって100年余りの伝統野菜です。それは⼤正時代初期、南加賀地域に住む澤⽥仁三松、秋⽥忠作の二人がお伊勢参りに出かけた折、伊勢の地で食べた伊勢芋の美味しさに感動、「これは美味しい、家族にも⾷べさせたい」と種芋をもらって帰り、栽培したのが始まりとされています。栽培当初は、⽣姜のようにデコボコした形でしたが、昭和9年(1934年)の⼿取川⼤洪⽔で粘⼟質の⼟壌に川砂が混ざり砂⼟壌となったことで、次第に丸い形の芋が出来るようになったそうです。洪⽔により丸いも栽培適地が形成されたことになります。
「加賀丸いも」として石川県初のGI登録認証を取得
気候や⾵⼟と結びついた伝統的製法によって、高い品質が認められてきた農林⽔産物・⾷品を地名と結びつけて「地域ブランド」として認めるため、政府は平成26年に「特定農林⽔産物等の名称の保護に関する法律」(地理的表⺬法)を制定しました。この法律では、名称から産地が分かり、品質や社会的評価などがその産地と結び付いていると特定できる農産物を知的財産として登録し、その「地理的表示」を保護します(地理的表⺬保護制度)。
「加賀丸いも」は、地理的表⺬の保護をうける農産物として、⽯川県で初めてGI登録認証された農作物です。